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(2) 閉そくの解除は、到着駅の出発用地上アンテナに出発駅で読み込んだ車両識別番号を持ったIDプレートが結合したことを、中央処理装置が認識して解除する。
(3) 閉そくの取消は、当該列車を含め他の関係列車が全て中央処理装置で把握されている状態で、当該列車の運転士から「出発取消」の押し釦を操作すると、中央処理装置が閉そく解除の処理が完了すると車上に伝送し進行表示を滅灯させる。

 

2.2 列車検知の方法
列車検知は、地上アンテナとIDプレートの点情報による点検知方式とする。地上アンテナは、列車停止標識の外方に2個所設ける。
A1:出発用で常時「力行不可」を送信、列車の出発と最後部のチェック。
A2:全列車のIDプレートのチェックと最後部のチェック。
車上のIDプレートは、1編成(固定)の先頭部と最後部に進行方向に対して各1個ずつで1編成に計4個設ける。
地上アンテナとIDプレートの結合の異常状態は、別紙1、別紙2に示す。地上アンテナA2、全列車のIDプレートを読みとり、中央処理装置で車両の識別番号を照合しているので、列車の異常、IDプレートの異常又は故障を検知できる。

 

2.3 車内表示(通票表示)の方法
閉そく区間毎に定められた形状(タブレット)または符号を表示する。閉そくが解除されない限り、閉そく区間に存在する限り、車上で記憶し継
続表示する。
運転士は、予め定められた区間毎の表示と車内表示との一致を確認する。

 

車内表示 例(案)

074-1.gif

 

2.4 分割・併合のIDプレートの処理(参考)
運用時の問題で、原則的には分割・併合する駅で中央処理装置に入力する。併合した車両の中間のIDプレート(I/F付)の電源は遮断する。

 

2.5 現行閉そくの概念との整合性の問題
(1) 閉そく区間の設定を、出発位置から出発位置までの何らかの区間設定とすると、次に示すようにデッドロック状態となり、解除できない。

 

 

 

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